急流のなかに屹立(きつりつ)している石、打ちよせる波浪に洗われる海岸の石、それらがわれわれに与える感銘は、抵抗するものの美しさである。長い年月のあいだには、かたい石も削られ、摩滅し、あるいは砕かれるだろう。それでも石は抵抗することをやめない。そのことによって、石は削られながらますます美しさをますのである。

矢内原 伊作(やないはら・いさく、1918年5月2日 – 1989年8月16日)は、日本の哲学者、評論家。

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